順調な時ほど大切な人のこと、大切な気持ちを忘れてしまう
私は順調な時ほど身近な大切な人に対する気遣いや存在すら忘れてしまう。
前回の単身赴任の時は、一年間の短い間でしたが、離れてから家族の大切さを知りました。単身赴任で気持ちが寂しくなり、順調ではなくなった時に、家族の大切さを知りました。
そして月日が流れて今となり、その大切さを忘れていました。忘れまいと心に誓っていたのに。子供にも妻にも申し訳ない。
今回もそう、単身赴任で気持ちが寂しくなり、家族の大切さを忘れていました。また、忘れていたのです。
その瞬間の気持ちを永遠に記録したい
その時の、その瞬間の気持ちを忘れない方法はあるのでしょうか。今の気持ちを忘れないための方法はないのでしょうか。
良いことも悪いことも忘れるから生きていけるとも聞きますが、それは忘れた人の言い訳ではないでしょうか。
忘れずに生きている人がそう言ったのでしょうか。
・人を好きになったその時の気持ち
・愛おしいと思うその時の気持ち
・心地の良いその時の気持ち
・鮮やかで健気な花を見た時の気持ち
・美しい何かに接したその瞬間の気持ち
今は良い記憶しか残したくないです。悪い記憶があるから良いものが分かるとも言います。でもそれは、悪い記憶が無い人が言ったのでしょうか、、、、
確かに、心が弱っているときに感性は豊かになる気はしますが、私には悪い記憶があります。
いかにして楽しく人生を過ごすか。死ぬまでに、いかにして楽しく過ごすか。辛い人生は何か意味を成すのか。
その瞬間を記録するもの
当時よく聞いた音楽には、その時の雰囲気が記録されています。
春の香り、初夏の香り、夏の香り、雨の香りもまた、当時を記録しています。
私の記録は、淡く切ない雰囲気です。
人は自分が都合が良いように「記憶」を書き替えてしまう。素晴らしいことは真実を「記録」したい。その手段を手に入れたい。
イメージに気持ちを込めて見えない気持ちを記録する
写真には映像は記録されますが雰囲気は記録されませんでした。それは気持ちが入っていなかったからでしょうか。
でも今なら、この気持ちを、写真に残すことが出来る気がします。記憶が記録される気がします。気持ちを込めることが出来る気がします。
見えない何かを感じられる心、見えない何かを記録する心、いずれも大切にして忘れずに生きていたい。