私は頭が悪いという劣等感の塊のような人間です。学歴は無いわけではないが、その学歴に能力がついていかない、奇特な人なのです。でも勉強は好きです。が、結果として一般的な学力評価になると落ちこぼれの部類に入るのです。
こんな私なので、やっとの思いで大学を卒業して、博士前期課程へ進んでも、大卒段階で社会不適合者であり就職先も無かったから進学したのであって、進学先で何がやりたいかの目標はなく、、、それ以前に能力も無く、、、辛い日々でした。
大学院へ進学するくらいだから落ちこぼれではないと言う人もいるかもしれませんが、基礎学力が無いし、何よりも勉強しないので、頭悪いのは事実です。
劣等感
さて、社会に出て20年弱の間、転職を繰り返し、その度に自分の弱さが浮き彫りになります。どの様に弱さに向き合ったら良いか分からないまま、いや、正しくは目を背け生きていました。
恋愛、結婚、親となり、こんな劣等人間で良いのか自問自答して、また劣等感。
「子供の目に映る私」と「自分の中にある自分」のギャップに、またまた劣等感。
今の会社は、ドクター、マスターが多い職場。到底、太刀打ちできる相手ではなく。凍てつく様な学問に対する劣等感が、さらに拍車をかけて孤独へと誘います。本当は勉強が面倒くさいから「私は勉強できないアホ」と卑下して誤魔化しているだけ。今ならそう言えます。
自分次第
劣等感によって思うことは「周りに置いて行かれない様に」です。その為、がむしゃらに働いて頑張った結果、営業成績No.1になって、技術開発で世界一になって、仲間ができて、好きな様に仕事ができて、周りに認められるようになって、有識者になって、そして、劣等感が消えると思っていたら、、、
劣等感は消えませんでした。
この衝撃的な事実。この事実に遅れて気が付いたことがもう一つ。それは、、、
「劣等感は自分が勝手に感じていた感情であった」
ことです。
そう気が付いてから、不思議と学問に対する劣等感はなくなりました。
変わったのは周りでも、他の誰でもなく「この私」。それだけです。
“私が変われば世界は変わる”
今までお会いした先生方の言う通りです。
過去(の業績や成績や性格)がどうであれ、今の自分次第で
“今も未来も幸せになる。自分も変えられる。たとえ過去がどうであれ”
何故か、成功して自分を認めてくれる人がいても劣等感は残りました、消えませんでした。それならば、
”私が変わるしかない”
その様に考えるしかない。多くの物と時間を失ってやっと分かったことでした。
本当に面倒な性格です。
もしも次、違う形で成功できたなら、今度は素直に受け入れて甘んじようと思う。
あまりにも自分がアホ過ぎて、この会社には居られない。、、、こともないが、気が付いたのが遅かったし、とにかく辞めたかった。
でもお世話になった方々に対して「恩を仇で返してしまった」気がする。
一方で、私の考え方を「劣等感」に駆り立てる性格にしたのは、この会社の環境であることには間違いのない確かな事実。
私なりの”私の変え方、克服方法”
①ルーティン
毎日同じこと行う事で、思考が変わった気がします。なんでもよかったのですが、ムキムキマッチョに憧れたので、私は毎日スポーツジムへ行く事をルーティンとしました。スポーツジム通いはこれで3回目です。
でも、ジムでは周りの目が気になるので、気の弱い私は、周りの目が気になり、途中で行かなくなって辞めてしまうのです。でも今回は違う。周りの目を気にしないと決めたのです。そう、ルーチンとして私はこれをやると決めたのです。
誰がなんと思っていようがそうする。
この様に今まで自分を「貫いたことが少なすぎた」のだと思います。貫く力加減が分からないこともありますが周りに迷惑をかけない以上貫いても良いのです。
プライベートでは人との関りを求めない性格です。小さなコミュニティーの形成もメンドクサイのです。いや、コミュニティーに参加して、たとえ小さくても傷つくのが怖かったのかもしれません。単純に勇気がなかっただけです。認めます。
今は嫌われても良いから勇気を持ってコミュニティーに対してコミットするようにしています。
②嫌いな人間と無理に付き合わない
これが出来なかった私。仕事上では必要最小限の言葉で付き合うようにしていますしが、最低限の礼儀として、相手に不快感を与えない様にしています。逆に不快感をもらったら、受け流すようにしています(究極は無視)。
これが出来るようになったら、少し変われた気がする。
③ コミュニティーに参加する勇気を持つようにした
気持ちが元気であるから出来るようになったのかもしれません。
会社以外、家庭以外、今の仲間以外の小さなコミュニティー(スポーツジム、はてなブログ、地域の集まり、ボランティア)に対して「真剣に関りを持つ(コミットする)」ことに決めています。そしてコミュニティー対しては何も求めない。こちらから役に立つようなことがあればお手伝いする様にしています。
いずれも、まずは自己分析
私は下記の本で自己分析しました。自己分析と言うと、難しく感じますが、変わりたいと願う人にとっては、さほどハードルは高くないと思います。
最初に「嫌われる勇気」です。ベストセラーになるには、それなりの理由があるのですね。同じ悩みを抱えている人や変わりたいと思っている人は沢山いるのだ、とも言えるのかな。近くの書店で手に入ると思います。哲学、心理学なので「力業で嫌われろ」などとは感じませんでした。
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「嫌われる勇気」にて、変わるための考え方を学んだら次は実践です。が、しかし「具体的な行動はどうしたらよいか」に関しては、「自分がわかる心理テスト」が参考になりましたのでご紹介します。
読み進めていく初期の段階で、簡単な質問に答えて、グラフを作成しますが、それを元に自分のタイプ診断ができます。診断の結果、足らない要素に対してのアプローチ方法が書かれています。(114頁と115頁)
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まとめ
不安も劣等感もいずれも原因はあると思いますが、過度に他人に依存したりすると、依存した他人が自分の思い通りに対応してくれないことが多かれ少なかれあると思います。当たり前です。でも、そこで不安に感じたりしますので、依存することは避けるようにしています。
教育時や、それに近い状態ではどうしても依存してしまいがちですが
「同じ人間である以上同じ横並び、違うのは立場だけ」
なので上下関係は本来おかしな話なのです。
今からでも遅くはないので、自分の未来を修正したいと考えています。
長々とお付き合い、ありがとうございます。
今日はここまでにします。